熱帯魚の飼育記録

主にベタの記録

#4 ベタ稚魚飼育記録(孵化後1ヶ月)

 ベタ稚魚1ヶ月経ちました。全長は1.5㎝前後。糸くずみたいな数ミリしかなかったあの稚魚がいまや普通の魚の形をしていて成長の早さを実感します。1週間で5㎜ほど成長すると考えると2〜3ヶ月もあればあっという間に成魚になりそう。

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 総じて体色はあまり変化が見えませんが、よりブルーの光沢が増えたり、ヒレの付け根がオレンジがかってきたりする個体が出て来ました。

 加えて、尻ビレが伸びる個体と、あまり伸びず平行四辺形のような形の個体と、差異が見え始めてきたのでたぶんオスメスの違いなんだろうなと思う。

 

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 ボックス飼育の方は明らかに成長が遅いです。成長の遅い要因として考えられるのは、ブラインシュリンプをほぼ与えず人工飼料のみの給餌なのでしっかり食べられる個体が少ないのが大きい要因だと推測。

 ボックス飼育の方で落ちた個体は4匹でした。2〜3日毎に水換えをしているので水質悪化等で落ちたというよりエサが食べられなくて落ちたんだと思います。

 

・問題点
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 稚魚同士の小競り合いが発生してきました。つついたり執拗に追いかけ回したり、急に我の強い個体が出て来ました。単独飼育が絶対条件のオスベタでも、稚魚の頃から多頭飼育をしていると割と攻撃性が薄れて多頭飼育でも大丈夫という事例をYouTubeで見聞きした事があるのですが、あくまで一例としてそういう穏やかなオス個体もいるよという事なのでしょう。

今はまだ身体も小さく攻撃性も攻撃性能も低いので大丈夫そうですが酷くなり始めたら対策が必要になってきそうです。

 

 もう一つ、問題という程でもないですがここ1週間ほどで立ち泳ぎをする個体が増え出しました。(といっても5匹程度ですが)

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上記の写真が立ち泳ぎ個体の1匹なのですが、正常個体とよくよく見比べてみると尾ビレにかけて背骨が下がって若干曲がっています。

1週間前までは立ち泳ぎはしていなかったですが、急速な身体の成長に伴い背骨曲がりの奇形が顕著に現れて立ち泳ぎするようになったのかなと推察します。

 また、今回立ち泳ぎになった個体達は総じて身体が大きめで成長が早い個体だったのも疑問です。これらの個体はエサを沢山食べる為、内臓が圧迫されて背骨の成長に支障が出た可能性も考えられます。(我が家はかなりブラインシュリンプを与えていたので…)

 また、背骨曲がりの一般的な要因として、

・遺伝

・栄養の偏り

・水質悪化

・内臓疾患

等があるようです。今回は遺伝はありえず水質悪化も要因として薄いので、栄養と内臓疾患が怪しいですね。といってもブラインシュリンプと人工飼料を与えていたので栄養の偏りも疑問が残ります。が、エサの与え過ぎで内臓に負担がかかった可能性は高いです。

稚魚を早く成長させようとしてエサを与え過ぎた自覚はあります…(エサ多めに与え過ぎたかな?と思っても稚魚達はお腹をパンパンにさせながら食べ残しが出ない程エサを食べ尽くしてくれるのでまぁ良いかなと思っていました…)

 あれこれ考えても素人の自分には原因が分かりませんがエサの与え過ぎには注意が必要かなと思いました。

 

・その他、まとめ

 ブラインシュリンプメインの水槽飼育と、人工飼料メインのボックス飼育、共に人工飼料を普通に食べてくれるようになりました。水面のエサも沈んだエサも食べてくれますが、水面を泳ぐ個体よりも水底を泳ぐ個体が多いのであえて人工飼料(フレークエサ)を沈ませて給餌しています。ですがやはりブラインシュリンプの方が食いつきが良いので100%エサを食べる水槽飼育の方が成長が早いです。

 

 早いもので孵化から1ヶ月飼育して来ましたが大きな問題も無くここまで来れました。ここまで来るとあとは環境さえ維持していれば大きくなる一方だと思うのでこれからは更に体色の変化を楽しみに飼育していこうと思います。

 

続く