#10 ベタ稚魚飼育記録(孵化後6ヶ月)最終回
経過報告 オス4.5cm、メス3.5cm
計ってみたところ前回と比べ1〜2ミリくらいは若干大きくなっていそうでしたがこれ以上は正確に計れないので先月と体長の変化は無しとします。先月まではひと月で最低でも0.5㎝は成長していたのですが、生後半年が経ちようやく体長の成長は止まった可能性があります。
①オス
尾ビレ付近の体高や肉付きも付いてきた。ボディラインが長方形に近づいてきて成魚っぽさがより出てきてもう成魚と言っても差し支えないと思います。
※親の参考写真
とはいえ、この体高に迫力のある親と見比べると分かりますが、まだもう少しは大きくなって欲しいですしまだ育つ伸び代はあると思います。随分前からですがヒレの長さだけは親のように立派に育ってるので、あとは今後飼い込んでいって気長に身体を大きくしていくだけでしょう。
②メス
メスの方も肉付きが良くなってます。また、定かではないですが抱卵しているかのように腹部が膨れてます。
とはいえいまだに尾ビレ付近の体高が出ずベタ特有のボディラインが物足りず、なんというかメダカっぽさが抜けなくて成魚と言うにはまだ納得いかないんですよね…
抱卵してるっぽいですし肉付きも悪くないので繁殖は一応可能そうですがまだまだメスも成長の余地はあると思います。ですが、メス親個体がそもそも小柄だったのでこの子ども達のMAXサイズや体格がこの程度の可能もなくは無いです…
・その他
卵から始めたこの飼育記録ですが、ベタの成長が止まった事でひとまず終了って感じです。元はといえば、難しいベタ稚魚の飼育過程や方法を中心に、一つのサンプルとして記録できたらなと思っていたのでその目的はとっくに達成できたと思います。
ベタ稚魚飼育全体を通して一番感じたことは、『いかにして個体選別を行うか』って事ですかね。雌雄判別のし難い稚魚期にオス個体選別をして個別飼育する必要があったり、そうでなくても50〜100以上の稚魚を1人で飼育するのは不可能に近いので必然的に間引く必要があったり…。また、個体選別をすると言ってもどのタイミングでするのが良いのかはっきり言えず、成長速度次第で任意のタイミングでとしか言えませんし()
難しいと言われる飼育方法うんぬんよりも、単純に飼育環境を整える方が難易度高かったな…という元も子もないどんでん返し食らった印象…
最後になりますが終了と言ってもまだベタの成長の余地が残ってるので今後も投稿が続くかもしれませんが一区切りとします。今後は兄妹同士のF1個体繁殖も良いなと思いつつ、気に入った別の個体を購入して繁殖も良いかな、と気が向けばまた繁殖挑戦してみたいとは思ってます。が、水槽の空きも置くスペースも無いので…()
この飼育記録を一つのサンプルとして誰かの役に立ってくれれば嬉しい限りです。